絵付けテクニック

ポーセリンペインティング【ポートレート】上絵付け作品の制作工程

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ポーセリンペインティング上絵付け。自主練で描いたポートレート作品の制作工程です。まずは描いてみたい人物選びから。

模写する上で描きたい構図なども考えながら、また写真の著作権なども考慮しながら選ばなくてはいけない時代ですね。個人の趣味の範囲で描く美女なポートレートの見本になってくれる写真選び。今回はレトロな誰でも見たことがあると思われるBrigitte Bardotブリジット・バルドーを見本の写真に選びました。

ポートレートの制作工程

フランスのマリリン・モンローと呼ばれていたらしいとてもキュートで愛らしい全盛期だった若かりし頃のブリジッド・バルドーを練習模写です。正解、不正解は分かりませんが私の描き方は…とても自己流です。前回(→★★)同様額縁陶板の白磁に描きました。

絵付け工程

1.人物を描いて、一回目の焼成800℃

2.人物をマスキングして、背景を淡いブルーでたたいて二回目の焼成800℃

3.人物の絵付けをしながら、額縁にコーラルピンクをつけ、額縁の内側には金下盛りで模様を施す。

4.三回目の焼成800℃

5.全体の陰影を深めて、額縁の内側、金下盛りの上に金液を全体にかぶせる。

6.四回目の焼成780℃

髪の毛の質感を大切に

金髪の質感には、イエローやイエローブラウン、黄土色、茶色、こげ茶色などを要所に塗り分け、写真では分かりづらいですが、髪の毛の1本1本を際立たせるため、先の細いピックをつかって髪の毛の流れをつくるように抜いて表現しています。ピックの抜きを1回目の絵付けで施しておき、2回目にまた色を重ねた時に、濃い薄いの塗り分けができます。髪のハイライト=明るい部分も1回目に作っておくことが大切かと思います。

 

自主練習ポートレート作品工程のまとめ

↑写真は(→★★)で作成して遊んでみました。

ポートレートの自主練習はいつも楽しみながら、自己流で工夫しつつ描いています。そしてまだまだ勉強すべきことが多々あり、毎回反省点が見つかります。反省点に気づけたら、また次へ活かせたら良いことなので、完璧を求めず楽しんで描くことが第一かなと思います。

この記事は私の旧ブログ記事(→★★)に加筆したものになります。

【2016年11月制作作品】

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